沢村偆日の占いは、数秘術とシャガイ、MAPを組み合わせた独自のものです。
人生を見つめなおしたい時、迷っている時、仕事の悩みなどお気軽にご相談ください。

天空の音楽…数秘術・シャガイ・Map 数秘術とはなにか

数秘術とはなにか?

数秘術は数を使った占いです。英語ではNumerology(ヌメロロジー)、数秘術の実践者をNumerologist(ヌメロロジスト)と言い、ラテン語で数を意味するnumelalisに由来しています。ですから、数秘術は正確には「数の理論」「数の言葉」ということになります。

数秘術の基本原理は2つあります。1つめは「数には1つ1つ特別な意味がある」、2つめは「名前があるものはすべて数に置き換えられる」です。この宇宙は「数の法則」によって支配されており、個々人に運命づけられた数字を知り、そのメッセージを読み解くことで「人生の道程」「仕事・使命」「才能」「カルマ」などが明らかになるのです。

占いに詳しい方なら、数秘術から古代ギリシャの「ピタゴラス数秘術」やユダヤ最高の占術と言われる「カバラ数秘術」を連想されることでしょう。ですが、私が提供する数秘術はそれらとは異なる「モダン・ヌメロロジー」をベースにしています。それはアメリカ合衆国で20世紀初頭に活躍したミセス・L・ダウ・バリエッタ(Mrs. L. Dow Balliet、1847-1929)という一人の女性によって誕生しました。モダン・ヌメロロジーの歴史について詳しく知りたい方は、モダン・ヌメロロジーの歴史をご覧下さい。

モダン・ヌメロロジーの歴史

モダン・ヌメロロジーの提唱者ミセス・バリエッタは、人間は肉体を得てこの世に誕生する前に、現世における課題や道筋を選択すると考えました。私たちはこの世に生まれ落ちた瞬間、そのころを忘れていますが、魂は現世で自分が必要とする経験や課題が何であるかを知っています。私たちに与えられた「数」は偶然のものではなく、私たちの霊的本性が選択したものであり、そこに人生を読み解く鍵があるというのです。

この理論は、ミセス・バリエッタの友人であり、協力者でもあったジュリア・セトン(Julia Seton, 1884-1984)、およびセトンの娘でミセス・バリエッタから直接指導を受けたジュノー・ジョーダン(Juno Jordan, 1884-1984)によって、より実践的なメソッドへと発展しました。

Juno Jordan - Numerology : The Romance in Your Name

100歳まであと2ヵ月だった1984年4月13日に99歳で昇天しジュノー・ジョーダンは、モダン・ヌメロロジーの基礎となる著作、Numerology : The Romance in Your Name(数秘術:あなたの名前の中のロマンス)”“Many Things on Numerology~controversies and questions(数秘術における多くのこと~論議と質問~)”“Your Right Action Number(あなたの正しい行動ナンバー)”などを発表しました。なかでも1965年出版の『ヌメロロジー あなたの名前のなかのロマンス』はモダン・ヌメロロジーのバイブルとも言える存在です。今でもアマゾンで入手できますので、興味のある方は一読をお薦めします。

ライフチャートとルート・ナンバー

ライフチャート

ライフチャート

数秘術のリーディング(鑑定)は、最初に「ライフチャート」を描きます。
ライフチャートは数で表した人生の「ブループリント(青写真)」、あるいは「羅針盤」「MAP(地図)」のようなものです。人生が上手くいかないときは、魂が思い描いた方向性からそれていることが少なくなりません。地図や羅針盤を手に旅をすれば、目的により早く、スムーズに到達できるのです。

ライフチャートには1から9までのルート・ナンバーを使って分析します。9以上の数はすべて足して一桁に「還元(リデュース)」されます。但し、例外的に「11」と「22」はそのまま用います。この二つの数字はマスター・ナンバーと呼ばれています。数字は各々次のような意味を持っています。

ルート・ナンバー

1 創造と開拓 ひらめき、スタート、開拓者、独創性、公明正大、向上心、外交的、リーダーシップ、男性的
2 人間関係と協調 協調性、適応性、物事の比較、調和、バランス、架け橋、結合、関係性からの学び、女性的
3 イマジネーションと社交性 創造性、芸術性、イマジネーション、楽観主義、陽気、話好き、外交的、クリエイティヴな表現
4 規律と物質的安定 有形の結果を好む、地に足が付いている、建設的、規律、勤勉、実直、不動産、現実派
5 自由と冒険と躍動性 行動力、進歩的な考え、多芸多才、コミュニケーション能力、語学に堪能、インターナショナル
6 調和と美と癒し 家庭や家族を大切にする、養育、奉仕、理想的、ロマンチスト、食物にこだわる、母性的
7 知と真理の探究 研究、調査、科学、分析、思索的、テクノロジー、孤独、叡智。スピリチュアルな力、形而上学的
8 富と権力と成功 大きなヴィジョンに挑み達成する、地位、権威、権力、財力、経営能力、成功、物質的価値、組織力
9 人類愛と博愛精神 古いものを完了させる、寛大、枠にはまらない、言語表現、スピリチュアルな意識、完全性

マスターナンバー

大多数のヌメロロジストは11と22を特別にスピリチュアルな意味を持ったマスター・ナンバーとして二桁のまま扱います。例えば、通常なら1と1を足して2、2と2を足して4とするところですが、11・22として使うのです。各々の数には次のような意味があります。

11 スピリチュアルなエネルギー 霊感、直感、啓蒙者、光明、天啓、改良、メッセンジャー、人類への奉仕、多くの人との分かち合い
22 高いビジョンを現実化するエネルギー スピリチュアリティを現実に応用する、人類や社会に貢献するものを作り出すリーダー、博愛主義、人望、改革者

ライフサイクルは行動のタイミングを教えてくれる

数秘術の優れた点は、ライフサイクルに応じた行動のタイミングがわかるということです。数秘術は1から9までの数字を使って分析しますが、人の一生も9年のサイクルで回っています。また、地球も同じように9年周期があると考えます。そのサイクルは農業の種まきから刈り入れに例えることができます。

1は次の9年間の方向性を決め、種を蒔く時期、2は1のアイデアや計画を見直し、練り直しながら、協力者を探したり、人の意見に耳を傾け、じっくり基盤をつくる時期、3は2で練り直した計画をより発展させ、想像してふくらませ、実現できる状態までもっていく時期。そして4はいよいよ実行に移し、地に足のついた現実のものとして形にする時期です。

この1から4までの小さなサイクルを回し終わったら、5からは一回り大きなビジョンやアイデアを実現させるためのサイクルが回ります。そして8でその結果を刈り取り、9年目には土を耕して豊かな土壌をつくるように、次の9年に向けて準備をするのです。もし今年がサイクル1の年であるならば、今将来の計画を練ったり、その種を蒔かなければ、8年後に何かを実現し、収穫を得ることはできません。

逆に2や6の年、じっくり計画を練って再考し、芽がでるのを待つ時期にがむしゃらに行動しても、芽がでるのを遅らせるか、ダメにしてしまうだけでしょう。聖書は「すべてのことに時がある」と言っています。数秘術では、いま自分がどの時期にいるのかを知り、行動の目安にすることができるのです。

私はライターという仕事を通じて、様々な職業、年齢の人たちと出会ってきました。工場の現場で作業着を真っ黒にして働く人もいれば、芸能界でスポットライトを浴びる人、職人としてその分野の頂点に立った人もいます。収入も社会的地位も各々異なる人たちですが、その数多くの出会いから学んだことは、“人は誰でも語るべき言葉と誇りをもち、世界に貢献している”ということです。どんな人の人生にも意味があり、誰もがこの目に見える世界と魂の世界に影響を与えているのです。

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